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2007.11.17「ローマの休日」レポート
ライター・オキトモさんのシネマセラピー潜入レポート
![心理学ライター・瀬川菜月さん](../../images/contents/therapy/report/20071117/img_1.png)
「夢を叶えるハピスマ塾」のスペシャルセミナー「心を癒すシネマセラピー」が
開催されました。
「ハピスマ塾」は、心理学ライター・瀬川菜月さんによる、笑顔で夢を叶えることを目指し、
心理学に基づくさまざまなコミュニケーション術を学ぶセミナーシリーズ。
今回は、映画に造詣が深いエッセイスト・武部好伸さんをゲストに迎えての
コラボレーション。
「映画を単なる娯楽として鑑賞するだけでなく、
さまざまな角度から、心理学的なアプローチで作品に接近し、
自身の生活に気づきを得てほしい」
という、瀬川さんの思いで実現された企画でした。
![武部先生より「映画を10倍楽しんで見る方法」の講話](../../images/contents/therapy/report/20071117/img_2.png)
武部先生より「映画を10倍楽しんで見る方法」の
講話。
ご自身の人生に影響した作品との出合いや、映画の魅力、読売新聞記者時代の貴重な取材のエピソードまで、
テンポのいい大阪弁で語られました。
「映画は、人生と社会を映し出す鏡。」
当事の文化や歴史的背景が多く存在し、そこから学び、
そして自分の人生観までも変えることがある」と熱弁する武部さん。
「武部流・映画を観るための20の心得」に、
参加者の皆さんは興味津々な様子でした。
そして、その熱い気持ちが冷めないまま、
映画鑑賞へと・・・。
今回皆で鑑賞したのは、「ローマの休日」
イタリアを舞台に、
アン王女の成長と新聞記者のロマンスを描くコメディ。
有名な作品だけに、それぞれが持っている映画への印象や思い出はさまざま。
上映中の皆さんはというと、声を出して笑ったり、涙ぐんだり。
リラックスした空気の中で、改めて見る名作を楽しんでいました。
鑑賞後はすぐに、各自が「心に残ったシーン」を心の中に思い浮かべるインターバルが設けられました。
自分の中で、じっと映画に向き合う時間は、
とても充実したものでした。
その後はいよいよ、
各自が映画の感想をスピーチ。
想いの伝え方、幸せのあり方、服装や髪型のことまで話は及び、
自分とは違った目の付け所や新しい発見に感心しながら、
共感する箇所には、うれしそうにうなずく皆さん。
武部先生のお話を聞いたこともあり、
「いつもと違った見方ができた!」と喜ぶ人もいました。
大勢の前で感想を発表するとなると、
人と違う表現をするために、
多様な着眼点で映画を捉え、
「自分の言葉」を使って話す人が多いことに驚きました。
「自分の言葉」は、イコール、
「自分の人生、生活、環境が投影された言葉」ではないでしょうか。
人に感想を話すことは、映画と自分を自然に結びつけてくれ、
実感として残してくれる大切なプロセスなのではないかと感じました。
菜月先生は……
「『ローマの休日』のアン王女を取り上げたのは、
ただの恋愛物語ではない、
一人の女性の成長物語でもあるからです」と言い、
各参加者の感想を受けて、
心理学の観点から映画のポイントを詳しく解説。
先生のお話により、漠然と感じた感動や疑問を、
しっかりと自分の中に落とし込み、
ストーリーの中でどんな意味をもっていたか、自分ならばどうか、と考察することができました。
「人はさまざまな経験により、無意識に自ら判断をし、行動しています。
心理学ではそれを『スキーマ』の形成といいます。
それが、自分の思い通りにならないと嘆いていたあどけないアン少女には、
重要なものでした。
自分を自己受容してくれる人に出会い、
自身のスキーマを意識して初めて、
それを乗り越え、変わることができました。
威厳を備えた本物の王女へと生まれ変わっていく少女の姿に、
皆さんご自身の人生を重ね合わせていただきたかったのです」と
菜月先生は参加者に語りかけました。
さらに――――
「私の肩をたたいてくれたり、背中をそっと押してくれたり
涙を拭いてくれたのが映画のヒロインたち。
たった一人との出会いやコミュニケーションによって、人間は変わることができる。
映画を観た人たちも、より多くの意見や感想から気づきを得てほしい。
ですから、シネマセラピーでは参加者全員が発言し、感動を共有することを大切にしていきたい」と、願いを聞かせてくださいました。
参加者の皆さんからは、シネマセラピーを終えて、
「結婚してから、ほとんど映画館に行ったことがなかったので新鮮だった」
「あたたかい空気の中、登場人物に素直に思いを馳せることができた」
「映画を観る楽しみが広がった。ぜひ次回も開催してほしい」
との声があがりました。
イタリアを舞台に、
アン王女の成長と新聞記者のロマンスを描くコメディ。
有名な作品だけに、それぞれが持っている映画への印象や思い出はさまざま。
上映中の皆さんはというと、声を出して笑ったり、涙ぐんだり。
リラックスした空気の中で、改めて見る名作を楽しんでいました。
![今回皆で鑑賞したのは、「ローマの休日」](../../images/contents/therapy/report/20071117/img_3.png)
自分の中で、じっと映画に向き合う時間は、
とても充実したものでした。
その後はいよいよ、
各自が映画の感想をスピーチ。
想いの伝え方、幸せのあり方、服装や髪型のことまで話は及び、
自分とは違った目の付け所や新しい発見に感心しながら、
共感する箇所には、うれしそうにうなずく皆さん。
武部先生のお話を聞いたこともあり、
「いつもと違った見方ができた!」と喜ぶ人もいました。
大勢の前で感想を発表するとなると、
人と違う表現をするために、
多様な着眼点で映画を捉え、
「自分の言葉」を使って話す人が多いことに驚きました。
「自分の言葉」は、イコール、
「自分の人生、生活、環境が投影された言葉」ではないでしょうか。
人に感想を話すことは、映画と自分を自然に結びつけてくれ、
実感として残してくれる大切なプロセスなのではないかと感じました。
菜月先生は……
「『ローマの休日』のアン王女を取り上げたのは、
ただの恋愛物語ではない、
一人の女性の成長物語でもあるからです」と言い、
各参加者の感想を受けて、
心理学の観点から映画のポイントを詳しく解説。
先生のお話により、漠然と感じた感動や疑問を、
![ストーリーの中でどんな意味をもっていたか、自分ならばどうか](../../images/contents/therapy/report/20071117/img_4.png)
ストーリーの中でどんな意味をもっていたか、自分ならばどうか、と考察することができました。
「人はさまざまな経験により、無意識に自ら判断をし、行動しています。
心理学ではそれを『スキーマ』の形成といいます。
それが、自分の思い通りにならないと嘆いていたあどけないアン少女には、
重要なものでした。
自分を自己受容してくれる人に出会い、
自身のスキーマを意識して初めて、
それを乗り越え、変わることができました。
威厳を備えた本物の王女へと生まれ変わっていく少女の姿に、
皆さんご自身の人生を重ね合わせていただきたかったのです」と
菜月先生は参加者に語りかけました。
さらに――――
![シネマセラピーでは参加者全員が発言し、感動を共有することを大切にしていきたい](../../images/contents/therapy/report/20071117/img_5.png)
涙を拭いてくれたのが映画のヒロインたち。
たった一人との出会いやコミュニケーションによって、人間は変わることができる。
映画を観た人たちも、より多くの意見や感想から気づきを得てほしい。
ですから、シネマセラピーでは参加者全員が発言し、感動を共有することを大切にしていきたい」と、願いを聞かせてくださいました。
参加者の皆さんからは、シネマセラピーを終えて、
「結婚してから、ほとんど映画館に行ったことがなかったので新鮮だった」
「あたたかい空気の中、登場人物に素直に思いを馳せることができた」
「映画を観る楽しみが広がった。ぜひ次回も開催してほしい」
との声があがりました。
音楽、映像、言語、時代背景など、
さまざまな心象風景が描かれている、映画の世界。
私たちは、登場人物に感情移入することによって、
いきいきとした感情を再現することができます。
そしてさらに、仲間たちと思いを「響感」して
世界を広げる喜びが加わった、シネマセラピー。
次回の開催は3月2日(日)の予定。
どんな作品を、どんな方たちと「響感」できるのか、
今から楽しみです。
レポート/オキトモ(07.11.20記)
さまざまな心象風景が描かれている、映画の世界。
私たちは、登場人物に感情移入することによって、
いきいきとした感情を再現することができます。
そしてさらに、仲間たちと思いを「響感」して
世界を広げる喜びが加わった、シネマセラピー。
次回の開催は3月2日(日)の予定。
どんな作品を、どんな方たちと「響感」できるのか、
今から楽しみです。
レポート/オキトモ(07.11.20記)
![「ローマの休日」シネマセラピーに参加された方々の感想](../../images/contents/therapy/voice/banner_20071117.png)